代表理事 加藤 康大(かとう やすひろ)
激動の真っ只中を生き抜くために必要な力
人口の増加や生態系の破壊による食料やエネルギーの不足、ITやAIのさらなる発達など、今後の20年で世の中は急激に変わると言われています。これまでのように、「たくさん勉強して、いい学校に行って、いい会社に入って、お金をたくさんかせいで…」とか、「人と同じように、はみ出すことなく、まわりと足並みをそろえて…」という教育で養われた力だけでは、生きにくい時代になるでしょう。そんな型にはめられた教育により、一般的に「正しい」とされていることを全て信じ込むのではなく、自分にとって本当に必要なことは何かを自分で判断し、自分の道は自分で決め、実行し、問題を解決しながら前に進む力が必要だと思います。なにより、自分で決めた道を、自分の好きなように生きていく方が絶対に楽しい。子どもたちにそんな感覚も伝えていけたらいいなと思っています。
さらに今後は、各環境問題が現在よりも顕著になることは間違いなく、自然環境や野生生物に配慮できる能力も必要になるでしょう。「人間だけが豊かに楽しく暮らせればよい」というくだらない考えに疑問を感じ、「地球に生きる生物」という広い視野を持つ人間が増えるべきです。
子どもたちにそういった学びの場や成長の機会を提供し、強く優しく生きていくための種をひと粒でも多くまくことが、私たち大人の、いきものいんくの仕事だと思っています。
- 加藤康大プロフィール
-
カナダ・アルバータ州・ヤムナスカ山岳学校の山岳ガイド養成コース終了。帰国後、大雪山にて山岳パトロール隊に所属。
その後、環境省洞爺湖自然保護官事務所にて自然保護官補佐(アクティブレンジャー)として勤務。
外来生物の防除、希少種の保護など、野生生物業務の他、山岳地域のパトロール、地域児童の環境教育に従事。
環境省を退職し、2012年1月、特定非営利活動団体「いきものいんく」設立。
同年8月、法人格取得。主に西胆振の小・中学校にて、環境教育授業を実施。
- 資格
-
日本スポーツ協会 アシスタントマネージャー
日本キッズアスレティック協会 アシスタントインストラクター
鬼ごっこ協会 スポーツ鬼ごっこ3級ライセンス