NEWS

  • 2019/4/1
  • 環境教育体育

はじめまして

 「いきものいんく」の「いんく」は、英語の「inc.(incorporatedの略)」で、法人企業という意味です。西胆振の小・中学校をまわり、教室や職員室に図々しく我が物顔で出入りするうえ、総合的な学習の時間や理科の時間などをぶんどって生物多様性(これについては別な機会に)や外来生物問題など、「生きものどうしのつながり」をテーマに環境教育」を実施しています。生きものについて授業をする法人なので「いきものいんく」。1年生でも読めるように全部ひら仮名にしちゃおう… といった感じでこんな名前になりました。
 子どもの頃から生きものが大好きで、少年野球の練習中も、ボールより周辺の草むらや森に潜んでいるだろう昆虫が気になって仕方がありませんでした。タモ網なんて持っていなかったから、調理用のザルを片手に友達と近所の川に入って魚やミズカマキリをつかまえたり、自転車で遠くの森(校区外だったのでルール違反かな…)まで出かけクワガタをつかまえたり… とにかく「動くもの」なら何にでも興味があり、イラガの幼虫(毒があります)を素手でつかまえ、刺された指をブクブクに腫らしながら自宅に持ち帰ったりしていました。
 学校と関わっているとはいえ、僕は教員でも研究者でもないし、そもそも人に何かを教えられるような立派な人間ではありません。強いて言うなら、教員でもないのに結構な数の授業を持ち、小学生でも学校職員でもないのに結構な頻度で給食を食べている不思議な立場にあるということ(しかも室蘭市、伊達市、壮瞥町、洞爺湖町、豊浦町、5市町の給食を食べられます)。そんなちょっと風変わりな立場から、自然と生きものと子どもたちとの関わりのなかで感じる環境教育についてのあれこれと、身近な生きものの不思議について、気の向くままにつづっていこうと思っています。しばらくのあいだお付き合い下さい。

川や森や湖など…身近な自然と生きものが先生。